これまで仕事してきて本当に本に書いてある通り「自責」で考える人と「他責」で考える人と会ってきた。
「他責」の人は、何か仕事がうまくいかなかったとすると必ず外的要因に原因を求める。例えばシステム開発するエンジニアであれば、原因を顧客なり設計者なりパートナーベンダーに求める。前の記事と同じだが原因を自分ではコントロールできない他者に求めるので一向に改善しないし同じ失敗をし続ける。
「自責」の人は、他者の非と自分の非をバランスよく考える。相手も●●な悪いことはあったけど、自分も〇〇ができていなかった、それは△△が理由だから次はこうしようと考える。自身のPDCAサイクルを回して次同じ失敗をしないように行動する。同じ失敗したとしても行動の質が変わるので他者の理解も得られる。
「他責」の人は何かあると自分がコントロールできない所に原因を求めるので、性格は明るかったとしても発言はネガティブなことが多い。
「自責」の人は一方で常に自分がコントロールできる自分にフォーカスるので、性格はおとなしく見えても発言はポジティブなことが多い。
性格が明るい・おとなしいは対比を明らかにしたくて極端に振って書いただけなので気にしないでよいのだが、発言のプラスマイナスの方向性にけっこう出てくる気がする。
ふと気が付くと自分も他責思考で考えてしまうことがある。完全に自責だけで考える人も少ないと思う。ただ、自責だけでも考えない方が良いとも思う。
他責で考える場面もないと自分を追い込み過ぎてしまい、自分の殻に閉じこもってもしまうと思うので、追い込み過ぎもよくない。なのでバランスが重要、
主として自責思考で考え自分をまず振り返る。そして、他責思考でも考え相手にも自分の非を表現したうえで指摘する・改善を求める。
こういった考え方、行動特性を普通にできるようにありたいなと思う。
世界的な名著でもあるアドラーの「嫌われる勇気」でも似た記載がある。
この本は仕事に臨むにあたってのマインドセットをどうおくのがのぞましいかを理解するのにベストな本だと思う。
ビジネスマン必読の書だと思う。
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